オープンから一週間が経過した浜松科学館「みらいーら」。
たくさんの方にお越しいただいております。
3連休中日の本日はサイエンスラボイベント「止まると沈む?”ダイラタンシー”からの脱出!」を開催いたしました。
桶に張った白い沼。
この中に足を入れて立つと、ずぶずぶと沈んでゆきます。
ですが、その場で駆け足のように足を動かし続けると、
沼が固くなり水面に立つことができるのです!
参加者の方からは、「どうして?」「面白い!」という言葉が聞こえてきました。
不思議な感覚を楽しんでいただいているようでした。
この白い沼の正体は「片栗粉」です。
物体(この場合片栗粉)の粒子に力がかかると、粒子が密集して強度が増し、
液体の状態から固体に変化する
「ダイラタンシー」という現象が働いています。
防弾チョッキなどにもこの原理が使われていますよ。
今回の白い沼は、「片栗粉:水」を「1.3:1」の比率で混ぜると
作ることができるので、よろしければ試してみてくださいね。
科学の現象は身近に数多く存在しています。
今回の体験から、さらに深い興味をもって日常の科学を発見してもらえると嬉しいです。