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1月の星空案内(2022)

みなさん、こんにちは。浜松科学館天文チームです。
新年あけましておめでとうございます。
本年も当館ならびに当ブログを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2022年1月の星空案内をお届けします。

1月の星空案内:冬の星空は一年で一番派手

1月の星空

2021年11月 上旬:21時ごろ 中旬:20時ごろ 下旬:19時ごろ
惑星の位置は中旬ごろを目安にしています

東の空から、続々と冬の星座たちが見え始めました。冬の星空は明るい一等星が多いので、一年のうちで一番派手な空と言えるかもしれません。
冬の代表的な星座「オリオン座」は星の並びが特徴的でわかりやすいので、星座は全く知らないけどオリオン座だけは見つけられる!という方も多いようです。オリオン座を見つけたら、南へ目を向けましょう。そこにはうさぎ座があります。オリオンは狩りの名人です。オリオンの足元にはオリオンに捕まったうさぎがいる、と覚えると見つけやすいかもしれません。

今月の星座:はと座

はと座

おおいぬ座の後ろ足から西側にはと座があります。かつて使われていたアルゴ座(アルゴ船という船)と隣接していることから、アルゴ船をノアの箱舟に見立て、船から飛び立つハトを描いたものです。
世界に大洪水が訪れ、地上に生き残ったのは方舟に乗っているノア一家と、つがいの動物たち。洪水がおさまったかどうかを確かめるために舟からハトを放ちました。そのハトがオリーブの葉をくわえて帰ってきたことから、ノアたちは洪水がおさまったのを知ったということです。このことから、はと座は古くから平和と希望の象徴とされてきました。
(文:浜松科学館 天文チーム)

プラネタリウム休止中のはなし

浜松科学館のプラネタリウムは現在リニューアル工事中です。プラネタリウムのある3Fにやってくると、なにやら物々しい囲いが…。この奥で何が行われているのでしょうか?ドームの中を覗いてみると、巨大なやぐらが組まれていました。プラネタリウム本体を撤去したり搬入したりする時は、このやぐらに取り付けた滑車を使って垂直・水平移動させるそうです。いつもは星や映像に満たされる空間が、今は違った雰囲気となっています。新しいプラネタリウム、楽しみですね。

投映休止中のこの冬、「プラネタリウムをより一層楽しむための企画展」を開催します。機器や歴史、星空など、プラネタリウムが持つ様々な要素を展示として紹介します。
例えば、プラネタリウムドームの形や座席の配置には様々な種類があることをご存知でしょうか。ドーム形状にはお椀をかぶせたような造り(水平型)や、傾いていて階段状の造り(傾斜型)が、座席には一方向を向いている「一方向型」や、中心を向く「同心円型」などがあります。水平型ドームは実際の星を見る時と近い感覚を味わえ、傾斜型ドームは臨場感ある投映を楽しめる等、それぞれに特長が異なります。企画展でより詳しくお伝えしますよ!

他にも、プラネタリウム投映機の中身がどのような構造になっているのかを実物を用いて紹介したり、ミニドームでプラネタリウムをお試し感覚で体験できたりします。プラネタリウムをより一層楽しむポイントが散りばめられた企画展にぜひお越しください。

展示するプラネタリウム機器
冬の企画展

当館では、2021年10月1日(金)から2022年2月28日(月)までの期間、機器更新工事のためにプラネタリウム及び大型映像の投映を休止いたします。(常設展やサイエンスショー、ミニワークショップ等は、通常通り運営いたします。)
何卒ご了承ください。