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表紙の1枚:様々な角度から見えるもの

浜松科学館の広報誌「COMPASS」。
第10号の表紙は5つのライトを指さす小栗さんです。

COMPASS10表紙

常設展2階の通路を歩いていると、ステージ方向の天井にいくつかのライトがまとまって配置されている箇所が2つあることに気がつくでしょうか。

「このライトは宇宙空間の星を再現していて、一つのある星座になっています。何だと思いますか?」と話す小栗さん。

「ここで見ていても分からないですよね。では、こちらに行ってみましょう。」
通路を進んだ先にある「星座を見つけよう」という展示を案内します。

「この地点は私たちが普段星を眺めている、地球上での視点です。モニターを先程のライトのあたりに向けてみると、アルファベットの「M」のような形…カシオペア座の形に結ばれました。学校で習ったことがある人も多いのではないでしょうか。昔の人は夜空の星々を結びつけて、そこに物語を紡いだり季節の目印にしたりしました。」

「地球から見ると平面上に横並びにあるように見える星も、実際はそれぞれ距離や奥行きがあるんです。地球を飛び出して色々な角度から星を見てみると、違った発見があると思います。ぜひ、この展示で感じてみてください。」

「3Dモード」で宇宙空間の星の位置を表示

小栗さんは現在、この冬に開催する企画展「プラネタリウムをより一層楽しむための企画展」の準備中でもあります。

「皆さんはプラネタリウムにどんな印象を持っていますか?今回の企画展は星空、癒し、機器など、プラネタリウムが持つ様々な要素を紹介することで、これからプラネタリウムを観ることが“より一層”楽しくなるような内容になっています。」

「私は主にプラネタリウム機器の展示を担当しています。これまで浜松科学館で使われていた機械などを、説明付きで展示する予定です。プラネタリウムには、この場所でしか使われない機械が、たくさんあるところにとても魅力を感じています。このランプなんかも、家庭では絶対に見かけないですよね(笑)。プラネタリウムってこんなに個性的な機器でできているんだと知ってもらえたらなと思います。」

他にも、ミニドームでのプラネタリウム体験や星景写真、星空と私たちの文化などについて紹介します。この企画展も星空、癒し、機器など様々な角度から見ると、色々な面を発見できます。その中でも惹かれるものがあったり、それぞれの間にある繋がりが見つかったりするかもしれません。
プラネタリウムがより一層楽しくなる企画展、来てみませんか?

企画展の詳細はこちら

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