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折り紙を科学する~立体折り紙に挑戦!~

こんにちは!
みらいーらの「みしまん」です!
今回は2月1日に開催したイベント「折り紙を科学する~立体折り紙に挑戦!~」をご紹介します。
このイベントでは、筑波大学の三谷純(みたにじゅん)教授を講師にお招きし、お話とワークショップをしていただきました。

まずは、折り紙の歴史。
折り紙はいつから折られていたのでしょうか?
昔の文献を探してみると、折り紙の絵や折り方を見つけることができます。
その1つが、寛政9(1797)年の「秘傅千羽鶴折形」で、様々な折り鶴が描かれています。
私たちが生まれるずっと前から折り紙は遊びの一つとして親しまれてきました。

今現在、折り紙は遊びだけではなく、日本の文化として、さらには作品として世界に広がっています。
世界に折り紙が広がるきっかけとなったのが、「図」による折り方の説明です。
皆さんも折り紙を折るときには、字ではなく「図」を見て折りますよね。
折り紙の折り方を「図」で説明していく方法は、吉澤章(よしざわ あきら)さんによって1900年代の後半に確立されました。
吉澤さんは折り紙作品もたくさん残されているので検索してみてください。

日本や世界の複雑な折り紙作品が映されたときには「おおー」と歓声があがっていました。
折り紙の歴史は大人の方も新鮮だったのではないでしょうか。

さて、三谷先生の作品には曲線をうまく利用して球体にしているものがたくさんあります。

以前は紙で筒や箱を作ることはできても、「球体」を一枚の紙で折るのは無理だと言われていました。
けれども、三谷先生は皆さんが一度は目にしたことがある「あるモノ」から難題を解く鍵を見つけたのです。
それは、まるい、あまい、おかし!
そう、飴の包み紙です。
一枚の四角い紙をねじって丸い飴を包んでいます。
そこから先生は、コンピュータグラフィックを使って球体の折り紙を完成されたのです。
身近なところにヒントが隠れているんですね。

最後に行ったワークショップでは、曲線を持つ2種類の立体折り紙に挑戦しました。
曲線を折るコツはたくさん触り過ぎないという、シンプルだけど難しい。

普段の折り紙と少し違う曲線の折り方に苦戦しながらも、皆さんしっかり2種類の折り紙
を完成させていました。

三谷先生、参加していただいた皆さんありがとうございました!