迷路は、古くから人々の間で遊ばれているゲームです。
巨大な建物状のもの、紙の上で解くもの、デジタルゲームなど…さまざまな形のものが生み出されてきました。スタート位置からゴールを目指すというシンプルな原則と幅広い応用性が、老若男女に広く親しまれている理由ではないでしょうか。
今回はそんな中から、ビー玉を動かして穴を避けながらゴールを目指す木製迷路「コロコロことんっ!」を作っていただきました。
講師はサイエンスショーやミニワークで活躍する「みしまん」。参加者のみなさんの前で挨拶のあと、早速工作スタートです。
まずは、迷路の設計図を作っていただきました。
ものづくりにおいて、設計図は何より大事。
どういう仕上がりにしたいかをイメージして、実寸の設計図を鉛筆で紙に書いてもらいました。
特に穴の位置が重要と説明するみしまん。
簡単すぎず、難しすぎない迷路にするにはどういう配置にしたらよいか?みなさん真剣に考えて作っていました。みしまんも皆さんの設計図を見てまわり、アドバイスしてゆきます。
設計図が完成したら、道となる細い木材をカットしてゆきます。
設計図で書いた道の長さに合わせて印をつけ、ハサミで力を入れて切りあとをつけた後、手で折ります。
折った木材は両はしをやすりがけして怪我のないように加工してゆきます。
細かいパーツなどは、切り分けるのに苦戦されている様子でした。
みなさん同伴の保護者の方と協力して進められていました。
木材のパーツが揃ったら、台座に設計図の通りに穴を開けてゆきます。専用の機械でみしまんとスタッフ「うえちゃん」が穴をあけます。
さあ、ここまでできればあと少し!
切り取ったパーツをそれぞれボンドで貼り付けてゆきます。台座の周囲には、ビー玉が落ちないように囲いもつくります
スタートとゴールの位置に色付きのシールを配置して完成です!
できた方には、実際にビー玉を置いて遊んでもらいました。自分で作ったゲームをクリアできた時には、とても嬉しそうな声が上がっていました。
普段何気なく遊んでいるおもちゃも、自分で作ってみると愛着がひとしお湧いてくるのではないでしょうか。
ぜひ、お友達やご家族の皆様とも遊んでみてくださいね。