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1月の星空案内(2021)

みなさん、こんにちは。浜松科学館天文チームです。
新年明けましておめでとうございます。
今年も本ブログならびに浜松科学館を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

1月の星空案内 冬の星座が登場!

1月の星座

2021年1月 上旬:21時ごろ 中旬:20時ごろ 下旬:19時ごろ

東の空から、続々と冬の星座たちが見え始めました。冬の星空は明るい一等星が多いので、一年のうちで一番派手な空と言えるかもしれません。
冬の代表的な星座「オリオン座」は星の並びが特徴的でわかりやすいので、星座は全く知らないけどオリオン座だけは見つけられる!という方も多いようです。それで充分です。星座をひとつ見つけたら、それを基準にして星空と星図とを見比べれば他の星座も見つけやすくなります。わかりやすいオリオン座が見えている今、星座探しにぜひチャレンジしてみてください。

今月の星座:エリダヌス座

エリダヌス座

太陽の神アポロンは毎日4頭立ての馬車に乗って、空を東から西へと駆け巡っています。アポロンの息子ファエトンは、無理を言ってその馬車を借りて空を走り出しました。しかし、馬たちは乗り手が主人のアポロンではないことにすぐに気づき暴走し始めます。しかもそれは普通の馬車ではなく、神様のアポロンが乗る太陽の馬車です。馬車が暴走した場所には火の手が上がり、神々の国も人間の国も大パニック。
そこで大神ゼウスは暴走を止めるために仕方なく馬車に雷を落としました。馬車の暴走は止まりましたが、ファエトンは空から地上のエリダヌス川へと真っ逆さまに落ちていってしまいました。

(文:浜松科学館 天文チーム)

引いてびっくり⁉星座カード

星座カード

2021年1月13日~1月24日まで、ミニワークショップ「引いてびっくり⁉星座カード」を開催します。星座の星の並びは、見ただけではどんな姿の星座か分からなかったりします。この星座カードは一見、星の並びの図(星図)が描かれているだけ。ところが、あっという間に星座の絵に変身する不思議なカードです。手品としても楽しめますが、星図と星座絵を手元でじっくり観察してみると、星図だけでも星座の姿が想像できるようになるかもしれませんよ。

新番組「家康公が見た星空」

徳川家康は、1570年から1586年までの17年間、浜松に居城していました。およそ450年前に家康が見ていた浜松のまちの風景と、現代のそれとでは見えるものが大きく変わっているでしょう。しかし、当時とほぼ変化のないものがあります。それは、星空です。夜に暗いところで空を見上げれば、私たちは今でも家康と同じ景色を見ることができます。
なんだかロマンチックですね。

ただし、正確に言うと、当時の星空と現在の星空とでは少し違う部分があります。例えば、星や星座の呼び方が私達に馴染みのあるものとは異なっていたと思われます。また、浜松で「三方ヶ原の合戦」があった頃には、現在肉眼では見ることができない、ある天体が明るく輝いていたことがわかっているのです。果たしてそれはどのような天体なのか―。
生解説プラネタリウム「家康公が見た星空」では、家康が浜松にいた時代にタイムスリップ!当時の星空を再現して詳しくお話しします。
三方ヶ原の合戦や家康にまつわる逸話もご紹介。星空だけではなく、歴史も楽しめる番組です。投映期間は2020年12月22日~2021年3月19日。

ティコのスケッチ

浜松科学館で投映中の番組

家康公がみた星空

その他投映中の番組

  • オーロラの調べ
  • タートルオデッセイ
  • STAR FLIGHT