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佐鳴湖でバードウォッチング!

皆さん、こんにちは!
浜松科学館の鳥博士、小粥です。
今回は科学館を飛び出して、佐鳴湖公園で「佐鳴湖でバードウォッチング!」を開催しました。
バードウォッチングを始めるならば、やっぱり「冬」。
木々の葉が落ちて、野鳥を探しやすい季節です。
またカモ類やツグミ類など、冬鳥が渡ってきて多くの種を観察することが出来ます。
講師は日本野鳥の会遠江の方々。
豊富な野鳥の知識、また地元のフィールドの土地勘がある頼もしい先生方です!

双眼鏡の使い方や、野鳥観察の方法を教わった後、3班に分かれて散策へ。
最初の観察場所は、根川湿地です。
野鳥にとって湿地は水を飲んだり、虫や植物の種を食べたりと重要な生態系。
見通しもいいので、バードウォッチングが初めての方にもおすすめな環境です。
ここでは、アオジ(写真2枚目)やカシラダカ(写真3枚目)などが観察されました。

次に湖岸を歩くと、様々な種のカモ類がいました。
子供たちもメモをとりながら、次々と鳥の種を覚えていきます。
やはり図鑑で見るより、本物を観察すると印象に残りますね。
写真は、オオバンとカルガモです。

ここまで登場した野鳥は主に植物や、虫や貝など小さな動物を食べます。
しかし佐鳴湖には、水辺ならではの魚を食べる鳥がいるのです。
魚食1種目は、ミサゴ。
上空から湖へダイブして、ボラなど大きな魚を足で捕らえます。
(遠―くにいるのを観察できました(;^_^A)

魚食2種目は、水辺の宝石カワセミ。
3羽のカワセミが間近で魚を捕らえる様子を観察できました。
カワセミは認知度が高く、参加者の皆さんもじっくり観ることが出来て大満足です。

最後に全員が集まり、まとめの会。
この日に観察できた野鳥の種を、1人1種類ずつ発表していきます。
ヒドリガモ、トビ、アオサギ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、コガモ、カワセミ、
ツグミ、オオバン、ダイサギ、コサギ、アオジ、シメ、スズメ、ハシブトガラス、
ハシボソガラス、メジロ、カルガモ、ハジロカイツブリ、マガモ、ジョウビタキ、カシラダカ、
ムクドリ、コゲラ、ミサゴ、シジュウカラ、セグロセキレイ、ウグイス、キジバト、ヒヨドリ、
計31種でした!

佐鳴湖は湿地や湖など、多様な環境がギュッと詰まっているからこそ、これほど様々な野鳥が生息できるのですね。
参加された皆さん、またブログの読者の方々も冬のバードウォッチングを楽しんでみましょう!